続・みっちーコラム

3つの角度から創意・工夫を

最近の情勢を見ていると、安倍新政権になってから、いわゆるアベノミクスということで経済全般に明るい感じが出て来つつあるようで、このままよくなっていくことが期待されます。

これとの関連で最近よく言われるのは「3本の矢」ということで、金融政策、財政出動、成長戦略(民間投資)の3つを指しています。

元々は戦国武将の毛利元就が3人の子息を集め、1本の矢だと簡単に折れるが3本まとまるとなかなか折れない。だから子息3人が結束して領国を守れ、と遺訓したと伝えられています。そのことの真偽は別にして、経営でもいろいろな課題に関し、3つの側面から捉え、考えていくことは大変便利で効果的です。

例えば、筆者は今、京都市内のある商店街の活性化のお手伝いをしていますが、活性化という目標へ向かって、

  1. 全体の賑わいづくり策
  2. 商店街としての整備策
  3. 個別店舗の魅力づくり策

の3つをテーマにして進めつつあります。これらの3つがお互いに補完し合って一つ一つを単独で実行するより総合力が強くなり、全体の活性化につながりやすくなります。いうなればこれも3本の矢のようなものと言えます。

普通の会社の場合なら技術・商品の面、人材の面、資金の面、といった3つの角度からの捉え方もできます。

因みにこの「3」という数字は経営的にも妙味のある数字で、何かよい解決策はないかと考えるとき、まずこんなことが考えられるな、と1つメモします。

次いでいろいろ知恵を絞り2つ目を考え、2つ出たなら3つ目もと考え抜く。

この習慣が創意工夫の源泉になります。昔から「3人寄れば文殊の知恵」と言いますが、1人だけで考えるよりも3人で知恵を出し合う方が発展的になりやすいということで、これは哲学でいう弁証法です。
(経営についてお分かりにくいことがありましたら商工会へお気軽にお出で下さい。)

 

※向日市商工会編集・発行 2013年3月号掲載(執筆2013年2月)