続・みっちーコラム

甘い考えで経営してはならない

最近テレビや新聞でかなり大きく取り上げられ、社会問題になったものに食品の「偽装表示」があります。

ありふれた食材を高級ブランド品と銘打って提供していたということですが、最初は一部有名ホテルのレストランの話しだったのが、日が経つとともにここでもやっていた、あそこでもそうだ、というようにどんどん広がりました。

1件報じられるごとにその会社の幹部スタッフが並んで壇上でお詫びの最敬礼をする姿は見ている方もうんざりの感があります。

経営をしていて、なぜこういう事態になるのか。一言でいえば、そこに「甘さ」があったと言わざるを得ません。

実際に伝えられたもので言うと、例えば「えび」という食材は大きいもの、小さいもの、また取れた海域などでいろいろな呼び名があるようで、通常高級とされているものを、半ばそれと知りつつ別の安いものを使っていた、ということのようですが、それなりの有名ブランドのホテルや高級レストランで、それなりの料金を頂きながらやっていたというのは詐欺まがいの行為と言われても仕方のないところです。

「この程度のことならまあいいだろう」という気持ちがあったとすれば、トップはじめすべての幹部に自社の立場やブランド、また社会的責任ということを忘れた「甘さ・甘え」があったと言うことになります。

甘さの反対は「厳しさ」ということです。これからの経営は社内・外、すべてのことについて、

  1. 厳しく状況を観察する
  2. 厳しく考える
  3. 厳しく行動する

という3つのことが大切です。

観察しておかしいと感じることが問題の発端で極めて重要です。それをルールや法令に照らし、甘さを排して厳しく考える、そしてどんどん是正を働きかける。こうした心の持ち方が甘い経営を防ぎます。
(経営についてお分かりにくいことがありましたら商工会へお気軽にお出で下さい。)

 

※向日市商工会編集・発行 2013年12月号掲載(執筆2013年11月)