続・みっちーコラム

我が社のアキレス腱はどこか

アキレスとはギリシャ神話に出てくる英雄で、無類に強いのですが、唯一の弱点がかかとにありました。結局そこを撃たれて死ぬのですが、その話から派生して弱点のことをアキレス腱(かかとの上の筋)と言います。

神話の中のアキレスはかかとの部分だけが弱点でそれ以外のところは不死身でした。しかし、現実の中小企業では1ヶ所だけでなくいくつもアキレス腱があります。

言い換えると「問題点だらけ」「リスクだらけ」ということです。

これまでのように長引くデフレ不況の中でじっと耐えてきたのと状況が変わりつつあります。

金融緩和などで全体が活性化されてくると、それに応じて経営環境が変化してきます。経営環境が変わるとそれに応じた対策が必要です。その場合大切なことは、「うちの会社はどこに大きい問題点、リスクがあるのだろうか」をよく考えることです。

簡単な例で言うと、販売の面でも、仕入の面でも「1社もたれかかり」の状況は基本的に問題です。いろいろな過去の経緯があって特定の会社とのお付き合いになっていると思われますが、これは危険です。

経営環境が順調に推移しているときは特に問題もなかったものが、例えば最近話題のTPPといったことが現実に進んでくると、思いもかけないところから我が社の経営にリスクが発生することがあります。

このような場面に備えて今やるべきことは何か。それは、自社の現状を多角的にチェック・分析することです。

「経営」の観点からは何かを感じたらまず調べてみることが大切です。販売面での偏りの問題であれば、現在の顧客を売上高の大きい順から並べ、グラフ化し、1社ごとの状況を徹底的に調べてみるなど。その結果を元に改善努力すること。そうした努力の積み重ねがアキレス腱を減らし、リスクの軽減に役立ちます。
(経営についてお分かりにくいことがありましたら商工会へお気軽にお出で下さい。)

 

※向日市商工会編集・発行 2013年4月号掲載(執筆2013年3月)