続・みっちーコラム

巳年にちなんで

今年は干支の六番目、巳(み)年です。干支の中で巳年だけ呼び名と動物が同じです。即ち巳というのは「へみ(蛇)」の略で蛇そのものです。他はすべて、例えば子年の子は鼡と関係ないというように、当てられた動物と異なっています。

そこで蛇という動物ですが、古今東西にわたる人間文化の中でまことに多彩な存在感を持ち、時には悪魔のように扱われたり、時には信仰の対象になったり、恐れられたりと様々です。それは蛇の持ついろいろな特徴、例えば毒を以て外敵を攻撃するとか、脱皮を繰り返して長生きするとか、何日も食べないでも大丈夫とか、そうした中で蛇に対するある種の畏敬の念が出、仏教の中の恐ろしい明王が体に蛇を巻きつけて仏敵に立ち向かう姿になるなどしています。その結果、蛇は人類以外のすべての動物の頂点にいるなどと言われています。

そこで、こうした蛇に関して言われる種々の生態や言い伝えから経営に参考になるものを3つ取り上げて考えてみます。

  1. つは「道成寺」に出てくるような「執念深さ」です。蛇のように執念深い、というのは普通あまりよい意味合いではありませんが、経営では立てた目標を執念深く追求することは大変大切なことです。「目標は達成できたか」「だめでした」「ああそうか」では管理になりません。どこがどうだめだったか、執念深く追求することが大切です。
  2. つ目は「脱皮」ということです。脱皮とは、言い換えると「経営を革新する」ということで、いろいろな面で古い皮を脱ぎ捨て、新時代に適合することは今すべての企業に求められています。
  3. つ目は「知恵を働かせる」ことです。エデンの園の蛇は悪者ですが、反面、知恵があると言えます。知恵を随所に働かせて「知恵の経営」を推進せねば今後の競争に勝ち残れません。
    (経営についてお分かりにくいことがありましたら商工会へお気軽にお出で下さい。)

 

※向日市商工会編集・発行 2013年1月号掲載(執筆2012年12月)