続・みっちーコラム

創業の原点に立ち戻り頑張ろう

日本全体の景気もいろいろな情報を見ていると徐々にながら好転の方向へ向かっているようで、もし本物だとすればこれは喜ばしいことです。ただ、いわゆるアベノミクスの3本目の矢に当たる「成長戦略」の成否にかかるところが大きいので、その意味ではこれからが問題だと言えます。成長戦略の中身はいろいろありますが、重要なものの一つに創業(起業)の促進があります。

筆者も多年、創業塾や起業相談といった関係に携わってきましたが、痛切に感じるのは、案件の多くが表面をなでたような感じのままで通り過ぎ、起業家を育成する、という真の目的にほど遠い状況ですんでしまうことです。

起業、あるいは創業するということは、今存在する多くの会社の原点でもあり、その意味で全ての会社について言えることですが、次の3つのことに常に留意している必要があります。

  1. 自社の得意技、特徴がはっきりしているか。これは「経営」を云々する以前の問題で、創業しようとする人も、今事業をしている人も、共々常に考えていなければなりません。
  2. マーケティングを含めたお金の計算。即ち、こういう顧客を対象にこれだけ販売してこれだけ利益を確保する、という採算計算です。
  3. 会社を存続発展させていくことへの強い思いと信念。これがないと事業そのものに気合いが入りません。

起業を成功させようと思ったら、これら3つのことに当事者が真剣に取り組み、これを支援するアドバイザーも一所懸命にこのことについて努力することが必要不可欠です。

ただそれにはある程度の時間や費用や労力が必要になるので通常は言いっ放し、聞きっ放しのようなことになってしまうのは残念なことです。投資先行は経営原則の一つなので、将来の成功のため、お互いに頑張りましょう。
(経営についてお分かりにくいことがありましたら商工会へお気軽にお出で下さい。)

 

※向日市商工会編集・発行 2013年9月号掲載(執筆2013年8月)