続・みっちーコラム

中期経営計画を策定すること

景気の動向が徐々にながら、全国的に広がってきている旨報じられています。それはそれでよいのですが、この動きはまだ始まったばかりで、これからどのように進んでいくかをよく注意していく必要があります。

一つには、このような進展には常に時間的なズレ、即ちタイムラグが伴います。大手企業の輸出が増え好況になっても、それが中小企業にまで及んでくるのはしばらく先になります。また、円が安くなれば、輸出には有利ですが、輸入品は高くなります。

今はこうした要因が重なり合って景気がいいのかわるいのか、かなり混沌としてきています。こうした状況で経営をおこなっていく上で大切なことはまず自分の足元をしっかり見つめ、軸足をぶらさないことです。状況がいろいろ変化すると、ともすれば目先の利益に振り回され、結果的に事態が悪化しかねません。

このようなときに大切なことは「自社の本源に立ち戻り、しっかりした経営計画を立てること」です。

我が社は何から出発し、今後どうなることを目指すのか。これが根本で、経営理念でもあります。これに基づいて経営戦略を考えます。

例えば「この商品でこの市場を3年のうちに制覇する」ということを目指します。こうした戦略目標を元に3ヶ年計画を策定します。3年かけて目標達成することを目指すわけですから、これは「戦略的中期経営計画」ということになります。

中期計画はこうしたことを、社長を中心に数名の幹部が集まって論議し、要所は社長が決断しながら、まとめていきます。即ち、中期計画策定会議は会社としての意識統一と幹部人材育成などを同時に行うとともに、併せて経営をめぐる諸問題をも解決していけるので、不透明な時期の経営には極めて効果的であり、是非取り組んでいくべきです。
(経営についてお分かりにくいことがありましたら商工会へお気軽にお出で下さい。)

 

※向日市商工会編集・発行 2013年5月号掲載(執筆2013年4月)